四季咲きバラは夏剪定をするかしないかで、秋の開花がはっきり変わります。剪定をしないと枝が伸びすぎて花が小さくなり、株全体の樹形も乱れます。関東以西では7月下旬から8月上旬が適期です。品種や地域によって多少前後しますが、基本的な手順は共通しています。
剪定位置の選び方:5枚葉の外芽を探す ¶
バラの剪定は、5枚葉のついた葉の付け根にある外向きの芽の少し上で切ります。内向きの芽の上で切ると、枝が株の内側に向かって伸び、風通しが悪くなります。5枚葉が見つからない場合は、3枚葉の外芽でも構いません。切る位置は芽から5〜10mm上が目安です。
切り口の処理と道具の消毒 ¶
剪定後の切り口は、癒合剤(トップジンMペーストなど)を塗ると病原菌の侵入を防げます。特に太い枝を切った場合は必ず塗るようにしましょう。ハサミは株ごとにアルコールで消毒します。黒星病やうどんこ病が出ている株を切った後は特に念入りに消毒してください。
剪定後の水やりと肥料のタイミング ¶
剪定直後は根への負担が大きいので、肥料は1週間ほど控えます。水やりは通常通り続けてください。1週間後から液体肥料を週1回与え始め、新芽が伸び始めたら固形の緩効性肥料を追加します。窒素・リン酸・カリウムのバランスがとれた肥料を選びましょう。
病害虫の予防は剪定前後が大切 ¶
夏剪定の前後は、黒星病とうどんこ病の予防スプレーを行います。剪定前にスプレーすることで、切り口からの感染リスクを下げられます。薬剤はサプロール乳剤やダコニール1000が一般的です。使用する際は必ずラベルの指示に従い、風のない朝に散布します。
夏剪定は少し勇気がいる作業ですが、やってみると秋の開花が全然違います。実際の剪定の様子はYouTubeチャンネルの動画で確認できますので、初めての方はぜひ映像と合わせて参考にしてください。